カテゴリー「創作・エッセイ」の39件の記事

事業仕分け  (0352)

 新政権の「事業仕分け」。 

 パフォーマンスだとか拙速だとか批判する向きもあるけれど、ウン十年間も族議員だの霞が関だの密室で胡散臭い方法で物事が決まっていたことをオープンにして情報開示して、国民の喝采を浴びることの方がより勝るのは、当然のことだ。

 今日の新聞にも 「職員ひとりに役員22人」 だとか、「似通った法人が官庁ごとに設立されてまたぞろそこに天下り・・・」 なんて事実を突き付けられると、鳩山さんの献金疑惑だとか普天間のゴタゴタとか、気難しくて危うい小沢さんの存在とか、いろいろ看過できない 「新政権の危うさ」 などにも目が行くけれど、このことだけでも 「政権交代」 の意義を沸々と感じられるというものだ。

 「あなたたちに云われたくない!」 というのは、政権を取った今、鳩山政権では、大人げなくて禁句だそうだが、自民党も公明党も 「業仕分けひとつできなかった不明」 は,多いに恥じるべきだし、わかってはいたが出来なかった・・・(わからなかった、なんて云える?)だとしたら、あと8年(総選挙2回分)くらいは、野党にとどまって頭を冷やした方がよろしい。

 思えば年金記録問題も、ことの本質を突いたのは、官庁、官僚を支配管理する立場にあり、圧倒的に情報に接する権限を有していた政権側とその与党議員ではなくて、質問主意書を連発して国民目線で問題提起をした野党議員の長妻さんだった。

 もうすぐ年末だけれど、少ない可処分所得を有効に、わが家の 「事業仕分け」 もそろそろやんなきゃいけない。

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名短編ここにあり  (0350)

(No339)にも書いたけれど、本屋に行ってもなかなか気にいった書籍に巡り合えない。若い時のように手にとってあれもこれもとなかなか読む気になれないのだ。 作家にも食わず嫌いみたいな処があって、好き嫌いも年々激しくなりつつある気がする。

 「それじゃあ駄目じゃん。」 って春風亭昇太君のセリフが聞こえそうってなもんだ。

 で、それじゃあということで、他力本願。

 北村薫、宮部みゆき編(推奨)の「名短編ここにあり」を買って読み始める。半村良、城山三郎、小松左京、吉村淳之介、松本清張など錚々たる顔ぶれで、表題の通り、短編ながら読み応えがあった。 半村良なんて、「石の血脈」「黄金伝説」「産霊山秘録」など20代の頃、長編を読み漁って以来のお付き合い。 そんな出会いも楽しめるこの手の、「読書ナビ」 的な試みが、(従来からもあるにはあるのだけれど)もっと多くあると僕なんかは、非常に助かる。 朝日新聞の日曜の読書書評欄なんかもそうだけど。

 暦上の「読書の秋」は、初雪の訪れとともにそろそろ終わりだけれど、今日また、

 丸善で 半藤一利の「それからの海舟」を買ってきた。

 羅針盤は、なかなか定まらないけどcatface

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朝風呂のススメ  (0342)

 季節はずれの大型台風が去った後、札幌もめっきり冷えてきて、道東の峠あたりでは初雪の便り。一挙に晩秋のおもむきである。 久しぶりの休みで、朝から新聞を読み、軽い散歩をして、湯船にお湯をはる。

 朝から膝をぐっと伸ばしてお風呂に入るというのは、なかなかの贅沢である。 何も考えない、何も思い起こさない。 ただ、ぐっと足を延ばして肩までお湯に浸して、朝風呂に入る。

 これが湯治場だったり、観光地の温泉地だったら、なお良いんだけれど。

 それは言うまい。

 すっかりからだが温まって、ちょっぴり気になりだした、リアップで頭髪を数回、ノックして、庭に出て、愛猫に 餌をやり、Here comes The Sun を聴きながら

 読みかけの スティーブンキングの短編集を読む。

 こんな秋の日の朝を過ごせるのも 朝風呂の効用である。

 

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コスモスの秋  (0339)

200910011250002_2  コスモスというと僕の頭にぱっと浮かぶのは、谷村新司と山口百恵だけれど、この春庭に植えたのが、満開になった。 この花、とても可憐なんだけれど、結構、想像以上に背丈が高く伸びて、たくましくもみえる。  異常気象なのか、9月下旬から10月上旬にかけて2階ベランダまでのツルを伸ばして夏の朝顔が、こんな時期に満開になるし、そんなことってあり?って感じの秋でもある。200910091150000_2_2 200910011250000_2

 ショッピングのポイントが貯まって、10,000円分の図書カードをGet。 食欲の秋でもあるし、読書の秋でもあるのだけど、なかなか今更、夢中になれる小説家にめぐり合えない。 これぞ!って単品で救い上げても、なかなか 「次」 に繋がらない。

 結局、 根気がなくなったんだな・・・とも思う。 何事にも夢中になれないもどかしさ。

 そろそろ冬タイヤの準備も必要なのだけれど、 「狂った秋」 に、冷めて、なかなか前に踏み出せないでいる。

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ノルウエイの森  (0332)

Nec_0880  1987年が初版だというからもう20数年前のことだ。僕は30代前半で長女がまだ小学校に上がる前くらいの頃だ。 「1Q84」 がついこの間、発売されて、書店がひどい騒ぎとなり、ノーベル文学賞の候補もはや、還暦を迎える。

 清田のコチャンフォーに行って、それこそ20数年ぶりに、「ノルウエイの森」上下巻を買う。2冊で1,028円。 さすがに文庫本だと安い。 シタールの幻想的なイントロで始まるビートルスの楽曲とともに、当時は、単行本だったけれど、それが僕と春樹さんとの出会いだった。

 久しぶりに読み直してみる。 直子とレイコさんと僕。 書き出しの第1章を読むだけで、誰もがそうなのかもしれないけれど、その想いに似た「僕」自身の物語の事を考えてしまう。どれだけ時間がとれるのかは、わからないけれど、明日からの奥飛騨への旅バッグの中に入れていこう。 平湯温泉に泊まるのだけれど、高校時代の林間学舎に立ち寄ってみるのも楽しみの一つ。 上高地も遠い記憶の彼方から舞い戻ってくるような懐かしい地名だ。

 時が流れ、時代も変わって、僕も歳をとった。 人のこころも街の風景もすっかり変わってしまった。 「2000年のクリスマスイヴ」 もしまい忘れたアルバムのように行方不明で、赤と緑のベストセラーのようなわけにはいかない。

 

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チェンジ!  (0329)

 ここ数週間、ブログの書込み数が激減しています。 出張が続いていたり決算月で、何かと落ち着かないなどと言い訳はいっぱいあるのだけれど、選挙も終わって、何となく国の形もありようも、それ以上に予算の組み立てと執行の仕方が大きく変わることを期待したい。 異常なほどの長期政権でさすがの自民党もその政治手法、人材とも膿んだのだ。 一度出直せば良い。

  政権政党だからというだけで自民党員だった議員さんは、野党に下ってからこそ、その資質が問われるだろう。 遊説演説を聞いていても自民党候補は、(とくに僕の選挙区では)なーんもわかってない。有権者をなめているとしか言いようのない演説に終始してた。一部の既得権益者の支持層にとらわれすぎて、大局がない。 しかも何十年も、政権とっててこの有様、説得力もなにもあるもんじゃない。 

 9回裏ツーアウト、ランナーなし、ダブルスコアで負け。こんな試合いつまで見るの?

 やっぱり新しい監督の下、新しいBest-ナインで、新しい試合をみたい。

 問題は、(新しい?)自民党ジャイアンツの顔ぶれだけど・・・・

 

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審判の日  (0326)

 

Nec_0829

40日間に亘るながーい 「選挙戦」 もいよいよ終わって審判の日を迎えた。 小選挙区制になって、やっと名実ともに政権選択の選挙戦となったわけだ。 細川政権の挫折を教訓として、真に与党と野党が政策を競い合うそういう時代を期待したい。 官僚政治、中央集権、制度疲労した国のしくみ、その象徴であった自民党を内からぶっ壊すという小泉さんの掛け声も結局、中途半端で、結局、今度は、外からぶっ壊さないといけない・・・ということなんだ。

 自民党(が、自民党のまま生き残るかどうかは別として)も、一度、下野することによってまさに 「近代政党」 に生まれ変われると思うし、今回、下されるだろう国民の鉄槌を真摯に受け止めて再出発してもらええば、それはそれで良いことだ。 長い長い惰性の中で、自民党のアンテナは錆れに錆れ、農業団体幹部の声は聞けども農家の声は聞かず、医師会の声は聞けど、診療者の声は届かず、経団連の声は聞けど、消費者の声は、聞かず・・・という有り様になってしまっていた。 医師会の声を聞いて駄目だと言うつもりはないけれど今まで余りにバランスを欠いた偏った声に耳を傾け、誤った政策判断をしてきたということだろう。Nec_0828

 それと一般生活者の実感があれほど乏しくては、まともな政策判断などできるはずもない。また政治家たるもの話す言葉の意味することも言葉自体も軽々しい。 2度も政権を放り投げた政党に今更、責任力だの政権力だの云ってほしくないし、なにより、ハローワークで絶望感を味わっている若者に、仕事に対する気構えのピント外れのうんちくを、上目目線で滔々とべらんめい調でいわれたくないし、一国の総理が、街頭演説で、「オレのツラをみて・・・云々・・」 などとあんたやくざかなんだか、そういうデリカシもないんだな。 民主党にも2世3世議員はいるけれど、権力を持ち続けていただけ、自民党のお世継ぎ議員はより堕落していたということだ。 

 昨日、所用があって近くの区役所に行ったら、階段の上り口まで行列があふれていて、何事かと先を追ってみたら、総選挙の期日前投票の行列だった。 未だかって、僕もこんな経験はない。 今日は、朝から投票に行って一日、「選挙を楽しもう」 と思う。

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夏の終わり  (0324)

Nec_0828  北海道の短い夏もはや終盤。 日曜の朝、近くの運動公園を散歩する。石狩管内の中学校のソフトボールの大会が行われていて思わず試合に見入ってしまう。 思えば次女が中学生時代、全道大会まで勝ち進み、あちこち追っかけをした頃を思い出す。

 空が澄んでぐっと高くなって、実りの秋がすぐそこまできている。 生育不良だった朝顔にかわってコスモスの花が道端のあちらこちらに咲き乱れて、夏の終わりとともに秋の気配を感じる季節になった。 Nec_0818

 選挙も近くなって、2009年の秋も近い。

 

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バス停にて  (0323)

Nec_0713 北広島駅から団地内には、中央通線と緑陽通線の2バス路線が走っていて、そのどちらも駅前を通って、Tの字のR中学校前で合流し山手6丁目バス停に繋がっている。 両路線とも通勤時間帯には、15分間隔で走っているので、早く来た方に乗れば良い・・・ということで結構、利用することも多い。 週末のウオーキングコースを駅まで歩けば、行きは下り、帰りは上りとなるけれど片道大体30分ほどの距離である。 昭和45年頃、道の方で造成された住宅団地で、緑地帯や地域公園も適度に配置され、サッカー、テニス、野球場と運動施設も多い。 そうはいっても普段は、車社会なので、めったに団地内バスに乗ることはないのだけれど、札幌で飲み会などがあると、利用することになる。 ちなみに料金は自宅最寄のバス停まで220円。

 団地内周遊バスは、大体が、JRの到着時間に連動してタイムトラベルが組んであるので、改札口をおりて、駅前のバスタッチまで向かう頃に、丁度、バスが入ってくるというパターンになる。 待っても15分と待たされることはほとんどない。(特段、間の悪い時間帯を除けばだけど)Nec_0712 Nec_0716

 そんな間の悪い時は、たまらずタクシーということになるのだけれど、自宅まで1,000円ちょっと。 ささやかな贅沢というべきか。

 

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灯りの無い夜のススメ  (0315)

Nec_0190  エジソンのおかげで、僕らはすごく快適な夜を過ごすことができるようになった。 いつものことだけれどその利便性を獲得したことで失ったものも実は多い。 車を所有して足腰が弱くなったり、携帯が普及して無二の親友の電話番号でさえ、頭の記憶領域から喪失してしまったように・・・便利にはなったけれど・・・というわけだ。

 最近、停電という経験をしなくなったけれど、僕のこどもの頃は、台風シーズンだとか雷が落ちたりすると結構、停電があって、やれロウソクだ懐中電灯だと大騒ぎしたものだ。そしてやっと見つけ出して灯したロウソクに、いろんな想いを重ねたものだった。 小さな頃、岐阜の山奥の母親の実家に行くと、古い大きな庄屋のような屋敷には、まだ電気を尊ぶような習慣があって、夕刻から夜が更けていく 「時」 の過ごし方に幼いながらも感慨にふけったものだった。今でこそ、煌々と灯る電気の下、時の暮れるのも気にせず僕らは暮らしているのだけれど、明治以前、ほんの数十年前まで、陽が暮れれば、それ相応の夜の暮らし向きというものがあったのだ。 昨今では、キャンプ場でもアルプスの山小屋でもカンテラでなくて、100ワットの蛍光管が灯る時代となってしまった。

 子供たちがまだ小さい頃、庭にテントを張って、夏の間だけ、テントで寝泊まりしたことがある。 不自由なこと、不便なこと、これまた楽し。 

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