カテゴリー「書籍・雑誌」の7件の記事

2009年11月 7日 (土)

名短編ここにあり  (0350)

(No339)にも書いたけれど、本屋に行ってもなかなか気にいった書籍に巡り合えない。若い時のように手にとってあれもこれもとなかなか読む気になれないのだ。 作家にも食わず嫌いみたいな処があって、好き嫌いも年々激しくなりつつある気がする。

 「それじゃあ駄目じゃん。」 って春風亭昇太君のセリフが聞こえそうってなもんだ。

 で、それじゃあということで、他力本願。

 北村薫、宮部みゆき編(推奨)の「名短編ここにあり」を買って読み始める。半村良、城山三郎、小松左京、吉村淳之介、松本清張など錚々たる顔ぶれで、表題の通り、短編ながら読み応えがあった。 半村良なんて、「石の血脈」「黄金伝説」「産霊山秘録」など20代の頃、長編を読み漁って以来のお付き合い。 そんな出会いも楽しめるこの手の、「読書ナビ」 的な試みが、(従来からもあるにはあるのだけれど)もっと多くあると僕なんかは、非常に助かる。 朝日新聞の日曜の読書書評欄なんかもそうだけど。

 暦上の「読書の秋」は、初雪の訪れとともにそろそろ終わりだけれど、今日また、

 丸善で 半藤一利の「それからの海舟」を買ってきた。

 羅針盤は、なかなか定まらないけどcatface

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2009年9月18日 (金)

ノルウエイの森  (0332)

Nec_0880  1987年が初版だというからもう20数年前のことだ。僕は30代前半で長女がまだ小学校に上がる前くらいの頃だ。 「1Q84」 がついこの間、発売されて、書店がひどい騒ぎとなり、ノーベル文学賞の候補もはや、還暦を迎える。

 清田のコチャンフォーに行って、それこそ20数年ぶりに、「ノルウエイの森」上下巻を買う。2冊で1,028円。 さすがに文庫本だと安い。 シタールの幻想的なイントロで始まるビートルスの楽曲とともに、当時は、単行本だったけれど、それが僕と春樹さんとの出会いだった。

 久しぶりに読み直してみる。 直子とレイコさんと僕。 書き出しの第1章を読むだけで、誰もがそうなのかもしれないけれど、その想いに似た「僕」自身の物語の事を考えてしまう。どれだけ時間がとれるのかは、わからないけれど、明日からの奥飛騨への旅バッグの中に入れていこう。 平湯温泉に泊まるのだけれど、高校時代の林間学舎に立ち寄ってみるのも楽しみの一つ。 上高地も遠い記憶の彼方から舞い戻ってくるような懐かしい地名だ。

 時が流れ、時代も変わって、僕も歳をとった。 人のこころも街の風景もすっかり変わってしまった。 「2000年のクリスマスイヴ」 もしまい忘れたアルバムのように行方不明で、赤と緑のベストセラーのようなわけにはいかない。

 

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2009年6月 1日 (月)

春樹さんの「1Q84」  (0294)

Nec_0565_2  村上春樹さんの久々の書き下ろし「1Q84」をコーチャンフォーで買い求める。 ネット上でも評判だけれど初版から予約殺到で増刷体制なのだそうだ。  確かに大型書店でも入荷待ちの但し書きで売り切れ状態ではある。「海辺のカフカ」以来の書き下ろし。「ノルウエイ森」の鮮烈デビュー(僕にとって)から 「ダンス・ダンス・ダンス」「羊をめぐる冒険」「風の歌を聴け」など札幌に来てからの思い出も多い。 札幌の「いるかホテル」も僕的に、3年をかけて目星をつけた。 エレベーターに乗っても何も起こらなかったけど。

 そんなわけで久しぶりの「村上春樹ワールド」に浸る。最近の出版業界にとっても、少し活を入れることになるのかな。 最近、書店に行くことが増えて、いろいろ観察しているけれど、大型店舗が増えてスペースがゆったりしているからそう感じるのかも知れないけれど、僕の若いころと比べて、やはり人数は減っているような気がする。 それと圧倒的に感じるのは、いわゆる「文芸」コーナーの男性客の減少である。 書籍の陳列棚の通路でお目当ての本を物色している僕の周りは、圧倒的に女性客が多いのだ。 少なくとも札幌での活字離れの原因のひとつは、男に責任がある・・・とでもいうように。Nec_0564 Nec_0561

 園芸、アウトドア関係の実用書、温泉、グルメ、旅行本・・・どのコーナーをめぐっても、圧倒的に女性が多い。 この不況下で、男性は疲れきってしまっているのだろうか?

 で、3日の日は創立記念日で、会社は休みだし、免許の更新以外に、これといった予定もないので、上巻くらいは、読み進もうと思っています。

 

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2009年3月22日 (日)

新聞は生き残れるか?  (0266)

Nec_0312  今朝の朝日新聞に「新聞は生き残れるか?」という特集記事が出ていて、各界各氏の「予想」コメントが載っていた。 いつかの朝日新聞T君の話によると、ご多分にもれず、いわゆる新聞を取らない若い世代が増えているとのこと。 僕の周りの若い連中も、とてもそんな感じがする「やつら」ばかりだ。 で不便か?というとニュースは、いろんな媒体であふれているし、政治経済、スポーツ、芸能、ローカル・・・と興味があればネットで検索もできる。

 一方、経営の一役を担う広告収入も、この不況もさることながら、そうでなくてもこれもやはりネット広告などの影響で減少傾向にあるのだとか。そういう我家も夕刊を取らなくなって四半世紀は過ぎる。でもかの特集記事によると大多数の「知識人」は、存続と云う意味では楽観的で、生き残れる=62%、生き残れない=たったの8%という結果だった。本当にそうかしら、ただ 「生き残り方」も 生き残る以上に本当は大事なことなんだけどね。そんな中で、既得権益、横並びの「記者クラブ制度の廃止」と、そもそも日本のように全国津々浦々、全国紙が幅を利かせて発行部数を競い合う・・・なんてこと自体、そもそも異常なことともいえる。ワシントンポスト、ニューヨークタイムズだってケタが違うでしょ・・・。

 僕はそもそも、ネットとの差別化で、記事の匿名性を排し署名記事をどんどん増やすべきだと思う。この記事の取材はこの4人の記者が担当しました・・・(それはそれとして)なんてレベルじゃなくて、この記事、私が書きました・・・ってやつ。良い悪い、好き嫌いは別にして記事のライターにファンができるくらいにしなきゃ。大新聞社の組織に有能な記者が埋没したり隠れ蓑になってるようじゃいけまへん。もちろん「そう」でない記事の存在も認めはしますが。

 少なくとも僕が生きてる時代だけでも生き残ってて欲しいとは、思うんだけど。

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2009年3月10日 (火)

最後のパレード  (0262)

Nec_0254  ちょっと怠けていると、活字離れしている自分を発見する。とはいっても新聞は毎朝見るし、Niftyのウエブニュース(これもまあ活字を読んでる・・・とも云える)もみてるし・・・。って云うんじゃなくてって書籍、文庫本離れの話。

 たまたま手にするものが、「油断」してると何かの実用書だったり、グルメ本だったり、まあサライだったりするのだ。それはそれでまあいいのだけれども。 まあでもそんなのが続いていると、なにかこうゆっくりのめりこめるような小説やら文庫本に飢えてくることにもなるのだ。

 で久々に新札のMaruzenだったり、清田のコーチャンフォーに行くことになる。小さな古本屋さんもいいけれど最近の郊外型大規模書店で休みの日なんかに一日中いるのも結構落ちついていいものだ。Nec_0256 Nec_0261 Nec_0259

 新刊コーナーで「最後のパレード」(中村克著)と「宇宙創成」(サイモン・シン:青木薫訳)の上下巻を買う。最後のパレードは東京ディズニーランドであったキャストとお客様の温かい出会いのエッセイなのだけれど、巻頭の推薦文の通り、久しぶりに涙が止まらなかった。

 「宇宙創成」は、太古からビッグバンに至る宇宙論とそれに携わった科学者の物語だけれど、上巻が終わって、これからやっと下巻に入るところ。久しぶりに腰を据えて読み始めた。ネットとはまた違った時間を過ごすことができるのは、確かだ。Nec_0262 Nec_0260

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2008年11月27日 (木)

師走なのだ!  (0206)

Nec_0757  今日は、札幌で会議。夕刻、アスティ45ビルの 「炙屋」 で会食後、清田のコーチャンフォーへ。年末年始に読む本と恒例の業務手帳の下調べに。

 手帳の方は、毎年、能率ダイアリーのB6ネイビーと決めているのだけれど、一応、新作も含めて検分。毎度のことなのだけれど迷って迷って迷って迷って、でも最終的に同じものにたどりつく・・・というパターンです。(やはり使い慣れたものに落ち着くのか。) でも結局は、今日は買わなくて、購入するのは、クリスマス時期となる。

 本の方はというと、最近ハマった、森田隆二や笹本稜平あたりを見渡す。文庫本だと、まだまだこれからの作家だけれど、年末年始にゆっくり読むには、僕には向いているかもしれない。

 来年の年賀状のイラストも大体完成し、印刷をそろそろ始める。 僕はというと偽装派遣からみでキャノンの会社カラーが嫌い(長澤まさみや竹内結子とは、一切関係ありません・・・catface)でエプソンの複合機をもっぱら愛用しているのだけれど、年に1回のフル稼働。 来週からはいよいよ宛名印刷が始まります。 おっとっとっと、今年も喪中ハガキが、いつもより多い気がします。 

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2008年10月26日 (日)

イン・ドアの季節  (0197)

 最近、すっかりアウトドア派を気取って、無酸素運動オタクなんかにはまっているうちに、落ち着いてゆったりとした読書をしていないことに気づく。 喫茶店で週刊誌、JRや飛行機に乗って旅雑誌、銀行や病院の待合室でサライなど情報誌を読むくらいの生活にいつの間にかなっていた。 Nec_0738

 秋の夜長に少し落ち着いて本でも読みたいものだと思い、久しぶりに丸善に立ち寄り、いろいろ物色して持ち帰る。  気に入った文庫本を2、3冊買って、読み始める。 久しぶりになかなかいいものである。 「聴いただけで泣ける曲(0133)」 の活字版でもないけれど、笹本稜平の 「時の渚」 では、久しぶりに泣けた。 横山秀夫の 「第三の時効」 もサスペンスタッチでなかなか読みごたえがあった。 森田隆二の 「夜の果てまで」 も札幌が舞台の長編で、久々の恋愛小説です。 あとは、例年のごとく来年の 「大河ドラマ」 関連の謙信ものや直江兼続 関連の文庫本を数冊読み直そうと思っています。

 アウト・イン、どちらにしても一途にのめり込まないでバランスが大事ですね。

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